2006年2月

 仕事編
 生活編


  2月。うちのチームから2名が退職してあたらしいスタートを切った。とりあえず補充はなくこの体制で臨まなくてはいけない。スキルのある人たち(個性は強いが)なので、それぞれが少しずつその持てる力を発揮してくれればこなせるはずだと考えている。

 個人経営の化粧品店稼業しか経験のないわたしなので、チームマネジメントは宮仕えになってはじめて経験すること。ここまでじぶんなりに力を注いできたつもりだ。わたしの性格でもあるが、「ああしろ」「こうしろ」とトップダウンで仕事を求めることはしてこなかった。メンバーの個性を尊重してきたつもりでもあった。

 ちょっと大きな新案件も動き始めそうだということもあって、このタイミングでメンバーの中でもっとも適任と思われるMさんにひとつのチームを預けることにした。女性が圧倒的に多いチームだけに同性のほうがうまくまとめてくれるのではないかと期待している。

 ただ、じぶん的にはこのチームの事業においては現場から少し距離を置くことになるので淋しいしつらい。中間管理職的な立ち位置になるからだ。しかし、これもまたやむを得ないこと。

 予算や計画に対する責任はすべてわたしが負うから、チームは細かい数字のこと一喜一憂せず、一丸となってガンバってほしいという思いを込めてみんなに伝えたつもりだ。

 休日もかなり返上した。単にわたしの仕事のスピードが遅くて追いついていけないのかもしれない。能力が足りないのかも・・・。つれて走りに出る回数も減った。申し込んでいた青梅マラソンも、今の時点では30kmを「気持ちよく」走ることは不可能と欠場した。

  「迷い込んだ」感のある2月だった。

◆仕事編

■2月3日(金)

 めざましテレビの星占いは運気最高の日と言っていたのに・・・
 
 仕事で気持ちがへこんだ上に、夜の呑み会ではしたたかに酔っぱらってしまい、ますますへこんだ。社内の呑み会なら酔っぱらっても許されるというわけではないが、まだ救いの余地がある。しかし、本日はサイトの構築をお願いした開発会社さんとの呑み会だった。社会人としては酔うことが許されないシチュエーションだったのに・・・。

 睡眠不足だったとか、気持ちがへこんでいたからとか、体調がイマイチだったとか、理由は考えられるけれど、それをもってしても許容されるものでもない。ますます、へこむわたしだ。

 にしても、このところ酔っぱらうことが多くなった気がする。やっぱり歳なのだろうか? 平日禁酒でお酒そのものに弱くなっているのだろうか?

 「後悔先に立たず」・・・猛省しているわたしだけど、それにしても「懲りない」わたしでもある。

 後日、当日一緒だった人たちみんなから「だいじょうぶでしたか?」と尋ねられた。相当壊れた状態だったらしい。渋谷駅に入っていったところまでは見送ったけれど・・・と一様に心配してくれた。じつはほとんど記憶がない。朝目覚めたら、ちゃんと着替えてベッドで寝ていた。タクシーの支払のレシートがないし、おさいふのお金も減っていないから電車で帰ったことはまちがいがない。パスネットカードからはうっすらと西武池袋線で練馬まで乗ったことが読み取れる 。そういえば、歩けど歩けど一向にうちが近づいてこないという断片的な記憶があるのだが・・・怖い話だ。

■2月4日(土)

 あざやかな冬晴れの土曜日。知り合いの告別式に参列。いったん、着替えに戻って出社。たまった仕事を片づけながら、きのうへこんだ気持ちを盛り返すためには、今何をなすべきかを考える。これといった妙案は浮かばなかったが、やっぱり地道にひとつひとつの案件をこなしていくことしかないだろう。そして、その案件の必要性や背景を確実にメンバーにシェアして共有していくことしかないのだと思う。19時半、誰もいなくなったフロアにカギをかけ退社。カギを開けて出社というのは何度もあるが、最後のひとりになったのは初めて。まだへこみから立ち直れないじぶんにはちょっと淋しいものを感じる。

■2月5日(日)

 本日もスッキリくっきりの冬晴れ。朝ごはんはトーストとサラダ。そのあと、洗濯機を回しておいて、近くのスーパーの日曜早朝セールに出向く。ポイントが3倍になるのだ。気持ちのよいお天気だけど、向かい風で自転車のペダルが重い。戻ってきて洗濯物を干し、掃除機をかける。ここまで済ませておいて会社へと出かける。

 休日の職場は数字を扱う仕事には向いている。きょうもいくつか資料をまとめる。あしたからのあたらしい1週間に役立てなくちゃ。いつまでもへこんでばかりじゃいられない。

 18時に退社。気まぐれでいつもとは反対方向の電車に乗ってみる。原宿・池袋乗換がいつものパターンだけど、千代田線で日比谷へ、少し歩いて有楽町線の有楽町駅から折り返す。ドアトゥドアで55分、でも乗換は1回だけだからまぁまぁかな。きょうはずっと座れて本も読めたので、このルートも使えそうだ。

 そんなこんなで「マイペース」が戻ってきた感じ。立ち止まって今のじぶんの立ち位置を確認することも大切だけど、後戻りしちゃいけないのは当然だし、後ろをふり返ってばかりじゃいけないよね。かといって、むやみに前へ、上へと進んでいけばいいというものではない。宮仕えの身としては意に沿うものばかりじゃないことはたしかだけど、盲目的に従っていけばいいとも思わない。会社にとっても、じぶんにとっても、「よい結果」を生み出せるようにがんばるのみだ。気持ちのへたりは回復してきたけれど、今夜はちょっと食べ過ぎた。

■2月8日(水)

 昨夜遅くにいろいろやりとりをしたあたらしい取り組みの関係で、一晩で書きあげた50ページ近いパワーポイントの企画書が相手先から届く。その仕事ぶりには感心することしきり。うちが担当する部分の指示がついていたが、たかだか6〜7ページのことに、できれば午前中にという入稿時間をオーバーしてしまう。他の業務や指示出しなどで集中できなかったということを割り引いても実力の差は歴然。視点の面でも学ぶべきところは多い。

 いろいろな意味で「いい勉強」をさせてもらっていると素直に感謝。それにしても一歩外に足を踏み出すと知らないこと、わからないことがいっぱいある。化粧品やさんってホントに「井の中の蛙大海を知らず」だったのだとあらためて気づかされる。

■2月10日(金)

 明るい冬晴れ、窓から富士山がきれいに見えた。明るい陽ざしがいっぱいに注ぐ会議室3で定例のグループミーティング。ちょっと拙速気味というか、じゅうぶんにシェアすることなく進めてしまった某商品の販売について謝罪。生産性がないので言い訳はしない。メンバーからは、このあとどうしていくかを真摯に討論しましょうと前向きの発言をもらう。感謝。

 先月末で2名退職したうちのグループ。ここは少数精鋭、結束を固めて進んでいくしかない。チーム編成の再々変更も視野にそのあたりを詰めていこうとしている。業務に停滞は許されないので、走りながら次の階段を上ろうとしている。スピード感は求められるけれど失敗も許されない。慎重な判断が必要だ。今、チームマネジメントの力が問われている。つらくはないが重い仕事である。

 あしたあさっての連休は名古屋に帰ろうと思う。ちょっと仕事からその身の置き場を変えてリフレッシュすることもいいだろう。のんびりできるかなぁ・・・。あしたはゴミ出しをして、部屋の掃除をしたら出かけることにしよう。お天気はよさそうだ。

■2月17日(金)

 午後のミーティングでチームの新編成を発表する。たぶん薄々感づいていたのではないかと思うのだが、ひとりひとりの負荷が高まることが必至の新体制だけに、みんなの気持ちがひとつになってくれないとうまく機能しない。めざす方向は同じだと思うのだが、そこに向けて結束できるかどうかがカギだ。じぶんにそのまとめ役としての資質があるかが心配。

 とはいっても、動き始めるしかない。きょうのところはあたらしい取り組みを一致団結してスタートさせたりと半歩前進した感はある。あとはこれを1歩、2歩と歩みを進めていくことだ。

 きょうはそこから前に向かって動き出したという感じがする。まだ、加速がつき始めたとはいえないけれど・・・。とにもかくにも「動くのだぞ」ということをまわりに宣言をして、そして巻き込みながら前進していくしかないなって気分。妙な遠慮をしていてはいけないし、だからといって独断専行もいけない。

 そろそろ帰ろうとグループウエアの「退社」アイコンをクリックしたところで、エラーを伝えるメールが届く。残っていたメンバーで急遽作業をする。頼める人が残っていてくれてよかった。昨夜も遅くなってからトラブルが発生したし、この週末、緊急事態が起こらないことを祈りたい。

■2月27日(月)

 雨があがってちょっと空気が冷たくなった週明け月曜日。本日は予定されていたミーティングがリスケになったりで、デスクワーク中心の一日となった。スピード感をもって取り組んでいこうというグループの合意の元、それぞれの持ち場でみんながんばっているが、権限を委譲した部分もあって以前に比べて情報が集中してこない感もあって、ちょっと淋しい一面も。そんな中、以前所属していたディヴィジョンのあたらしい取り組みに助言を求められる。こちらは素直にうれしい。やっぱ、頼られれば、人間モチベーションが上がるよね。

 本日の退社は21時45分。週明け月曜日というのに赤い顔の人が大勢電車に乗っていた。月末だからかなぁ? 混みあう電車の中でへろへろしながらまっすぐ立っていられず何度もぶつかってくるおじさんはいい迷惑。でも、ちょっと前、見事に壊れた時のわたしの西武池袋線もそうだったんだろうなぁ・・・。

■2月28日(火)

 きのうの予報では晴れ間がでるはずだった東京。朝起きたら曇り空。予報も曇りに変わっていて日中も気温が上がらない予報になっていた。けさの「めざましテレビ」の星占いでは、仲間からよい導きがあるというような運勢だった。

 実のところ、きょうはいくつかのミーティングを通じて、チームワークのよさというか、みんなのモチベーションが高まっているのを感じた。それがうまく機能しはじめていることで結果も出はじめている。きのうは権限を委譲した結果、ちょっと淋しさもと書いたけれど、人間、結果がでれば気持ちも変わるというもの。このみんなもひたむきさ、前向きさをうまく次のステージへつなげていきたいところ。

 日中は肌寒かったが、きょうで2月は終わり。往訪の帰り道は吹く風が冷たく感じられたが、あしたからは3月だ。でも、ふだんの月より2日か3日しか違わないのだけど、わたしたちのように日々の数字を積み上げる業務だと、この日数の少なさは厳しい。まぁ、気分を切り替えてあしたからまた積み上げていこう。そうそうあたらしい取り組みもはじまるし、いい春にしたいよね。

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◆生活編

■2月2日(木)

 青空がひろがった。きのう燃えるゴミを出しそびれたので、きょうの新聞を出すのを忘れないようにと昨晩のうちに縛って玄関の目につくところに置いておいた。けさもお弁当づくり。きのう1枚使った残りの豚ロース肉をソテーした。同じフライパンでタマネギも炒める。つけあわせに昨日ゆでておいたニンジンを。朝の限られた時間の中でおにぎりも作って行こうとすると結構忙しいが、だいぶ慣れてきた気がする。

 ふつうの食品スーパーで買い物をするからだけど、単身赴任の身には量が多いと思うことしきり。きのうの夕食ときょうのお弁当に使った豚肉しかり。白菜は4分の1でじゅうぶんだ。でも、大好きな大根とキャベツは丸ごと買ったりする。あしたは節分だからと縁起物という感じの「イワシの丸干し」を買おうかと思ったけれど、198円とはいえいかにも18尾は多い。

■2月6日(月) タンオメ

 きょう2月6日は次男の19回目の誕生日。時計が0時を回ると同時に「タンオメ」のメールを送る。「大人になって思うと、今がいちばん有意義なときだから遊びも勉強も時間を無駄にしないようにがんばれ」と伝えておく。ほどなく返事がきて「まぁ、いろいろがんばりますわ」だってさ。

 クリスマスの時にも書いたけれど、これまでこどもたちの誕生日は、たまたま出張していてうちにいなかったということはまれにあったかもしれないけれど、こうして離れて土地で生活しながら迎えたことはない。今夜はいつものようにおばあちゃんが買ってきてくれるバースデーケーキを食べているのかなぁ? そろそろ友達とか彼女とかと過ごす誕生日になっているのかなぁ?

 週明けに備えて早く眠ろうと思っていたのだが、携帯メールをやりとりしているうちに、読みかけだった西加奈子の「さくら」を読もうと思い立った。0時すぎに読みはじめてちゃダメだよなぁ・・・とは思っていたのだけど。結局、読み切ってしまう。

 本屋さんの店員さんが薦める「本屋さん大賞」の候補だという話もあるが、一方で「登場人物の性格や行動がふつうじゃない」とか「容姿のことばかりの描写が気持ち悪い」とか書評は散々だったりする。「単に泣かそうと思っているだけのうすっぺらなストーリー」なんていう書評もあったが、涙もろいわたしはこらえきれなかった。

 神様はわたしたちをつらい目にあわせようと「打てない」悪送球を投げてくるのではない。わたしたち自身が打てそうもない悪玉を放っているのか、神様の好球を単に打ち損じているのだというわかりやすい結びなのだが、いったんバラバラになった家族がふたたびその結びつきを取り戻すくだりはわるくない。

■2月11日(祝・土)〜12日(日) 名古屋は寒い

 明るい冬晴れ。生ゴミを出し部屋にモップをかけ、掃除機もかける。陽差しがいっぱいに注ぐので掃除でからだを動かすとエアコンの暖房がいらない。ふとんを干せばよかったと後悔。

 11時30分に名古屋に向けうちを出る。祝日なのでちょっと心配したけれど、今回は当日の朝でも希望の「のぞみ」の指定がとれた。本日の富士山はじつに見事な姿を見せてくれた。お正月に見た富士山は、あちこちで雪がよく降るわりに白い部分が少なかった。なんでも、ことしは寒さが厳しく風が強いことで雪が積もらなかったのだそうだ。

 車内のお供にと今回も文庫本を持ち込んでいる。選んだのが重松清だったのはちょっと失敗だった。「中年のおとうさんに元気を与える1冊」というようなことが腰巻きに書いてあったと思ったのだが、そこはそれ、なんといっても重松氏であるから、ぐっとこみあげてくるものをとめられない。昼間っからポロポロ涙を流しているのはちと恥ずかしい。隣の席の観光旅行らしいおぢさんは、お弁当を食べたあと缶チューハイを飲んで眠ってしまっていたので助かった。

 降り立った名古屋は東京より確実に寒い。おなじ冬晴れなのだけど空気が冷えているというところなのだろうか。今回の帰省は、もうすぐはじまる確定申告に向けてのことやら住宅の取得に関する税金のこと、ローンのことなど「お金」がらみの頭の痛い話が主だったもの。現実逃避ではないが、夜は友人と飲みに行く約束を早々に取り付けた。

 明けて12日日曜日も冬晴れ。きのうよりも風が強く冷たい。走りに行く時間はとろうと思えばとれたのだけど、結局走らずじまい。

 午前中、ことし初めて確定申告をする親戚の人が訪ねてきた。質問に答えることがじぶんの作業の確認にもなった。午後は、じぶんの作業を進める。最後の仕上げは東京に戻ってからに譲るが、なんとかメドは立った。

 きのうきょうの2日間で妻とはいろいろ話をする。重松清の「ニッポンの単身赴任」では、わたしくらいの年齢でも、毎日モーニングコールだのラブコールだのをしているご夫婦もあると書かれているが、うちの場合、気がつくと2週間くらい電話(話)をしていないこともある。

 うちに帰って話をすれば、その間何もなかったわけではない。というより、まだまだいろいろな手続きがあったりして、役所まわりをしたり銀行にいったりとあちこち動いてくれていることを確認する。毎日のように電話があっても不思議はないくらいだ。まぁ、こちらの帰りも遅いし、その都度細かく話しているよりもと、ある意味気遣ってくれているのだろうし、便りがないのが元気の証拠ということもある。それとわたしの日常はこのブログで伝えられている。

 夜、町内会の役員会に顔を出してから東京に戻る。役員会の終わりが読めなかったので新幹線の予約を早くに入れておくことができなかった。1時間ほど前に携帯で予約を入れるが、3人がけの真ん中しかとれなかった。帰りも重松清の「ビタミンF」を読んでくる。きのうと違って涙がこぼれることがなかった。家族との時間を過ごしてきたことで埋められたピースがあるということなのかな。

 この小説には、こどもたちのことをよく理解している、こどもたちからも信頼されていると信じて疑わない父親が出てくる。ここぞという時になって的確な助言や気の効いた言葉がかけられない父親も出てくる。わたしはどうなんだろう・・・って自問自答する。

 今回は品川で降りて、山手線で池袋に向かうルートで帰ってきてみた。時間的にはどれも大差ないようだ。帰宅はちょうど0時。あすからのあたらしい1週間に向けてモードを切り替えなくては・・・。

■2月14日(火)

 通勤途中の携帯に妻からメールが届く。長男がスーツを着てでていったというそのメールは、きょうは彼の修士論文の発表会であることを伝えてきた。遠く西の方向に向かって「がんばれ!」とエールを送る。夜、帰りの山手線の中から長男にメールを送ってみる。無事及第点をもらえたようだ。最終的には審査会待ちだそうだけどまずはおめでとう!


■2月18日(土)

 きのうと変わって陽差しがいっぱいに注いだ。ここぞとばかりふとんを干した。生ゴミを出して、掃除機をかけた。掃除もお天気がいいとなんとなく捗る気がする。

 あしたは青梅マラソンだ。ことしは40回の記念大会になる。たしかこれまでに3回名古屋から遠征してきて参加したことがある。青梅は例年夏のおわりが申込期間だ。今回は「地元」の大会になるからと申込みは早々にすませていた。ここ1週間、ずっと迷っていたが、結局出場しないことにした。

 1月は中旬まではちょっと距離は走ってきていた。でも後半は走れない日がつづき、29日の新宿ハーフマラソンを最後に1歩たりとも走りに出ていない。名古屋に帰っていた先週も走ろうと思えば出られないこともなかったが、結局気持ちがのらなかった。そんな状況では30kmのレースは気が重い。

 ボロボロになってゴールしたことも何度もあるから、歩くのはかっこわるいとか、笑ってゴールできないのは美学に反するということはない。でも、気持ちがのらないまま参加すると思わぬ故障とかに通じそうな気もするし、翌日以降に筋肉痛が残ったときに「うれしい痛み」ではなくなってしまう。そんなわけで、きのうの夜、最終的に「敵前逃亡」を決めた。

 参加賞のTシャツはいい素材のものだった記憶がある。そこで、きょうの好天に誘われたこともあって前日受付の会場にいってみることにした。青梅までは1時間半ちょっと。文庫本を手にしての「小さな旅」ってところ。パスタカーボローディングパーティも行われていると書いてあったので、お昼ごはんが1食助かるかなという目論見も。

 開会式が行われている総合体育館で受付をすませ、その場で不参加を告げゼッケンについたICタグを外してもらう。ちょっと淋しい気持ちがしたがやむなし。そのままパスタパーティの列に並ぶ。紙皿に盛られたミートソーススパゲティとコカコーラ(久しぶりに飲んだ!)、そしてテーブルの上にはバナナ。パーティと名はついているが、なんかみんな黙々と食べているだけで、配給に並んだような気分だった。

 でも、この「休みらしい」過ごし方はいい気分転換になった。惜しむらくはこの「小さな旅」は、4人掛けボックスシートの電車ならもっとよかったのになぁというところ。ロングシートでは、なんとなく通勤電車の延長みたいだもんね。

 夜9時、自転車で5分の銭湯に出かける。湯船につかるのはいつ以来だろう。半身浴でしっかりと温まってくる。そして、そこからさらに自転車で3分の「ユナイテッドシネマとしまえん」のレイトショーへ。今夜は社会派「ホテルルワンダ」。はじめは愛する家族を守る思いからだった行動が、1200以上の人たちを虐殺から救うことになったという実話に基づく映画だ。20代とおぼしき若いカップルが多く、キャパの小さいスクリーンだったことを割り引いてもかなりの入りだった。こういう映画をデートに選択する人たちの多さに内容よりも感動したりした。

 本日は、じつに休日らしい過ごし方だった。

■2月19日(日)

 曇り空の日曜日。今週末は休日出勤はしない。昨夜は映画から戻ったあと、届いていた焼酎の封を切ったこともあって眠ったのは2時半だったが、8時には起きだした。昨夜のお味噌汁と海苔で簡単に朝食を済ませ、9時から始まるスーパーの3倍ポイントセールへ。ペットボトル・牛乳パック・食品トレー・アルミ缶も持っていく。名古屋の分別収集に慣れたわたしには至極ふつうのこと。

 白菜・ダイコン・水菜・ブロッコリにエノキ、野菜室はいっぱいになったけれど、お肉や魚が少なかったかなぁ・・・。まぁ、いいか。

 時々、薄日が射してくる一日。青梅マラソンに参加した知り合いたちの走りはどうだったかなぁとちょっと気にしながら、本日は確定申告の準備。午後はラグビーの日本選手権を見ながらの作業。大学チームとしては史上最強といわれていた早稲田も意地を見せたのは前半までだった。

 夕食後には、決算書・確定申告書・消費税の申告書のすべてが完成。これを名古屋に送って提出してもらえば、自営業だったわたしは完結することになる。

■2月22日(水)

 きょうは有給休暇を取った。昨年の秋に健康診断の再診に行くために午前休だけを取ったことはあるが、丸1日有給休暇を取ったのはこれがはじめてのこと。昨年何日も貯まった休日出勤の代休も取らなかった。

 午後にある数時間の用事のためだったので半日休でもよかったのだけど、めずらしくひとつもミーティングが入っていなかったので1週間ほど前に休暇申請をしていたもの。昨夜は2時半頃の就寝だったが、朝はいったんいつもどおりの時間に目が覚めた。あぁ、きょうは休みだともういちど眠りにつくと、次に目が覚めたのは「めざましテレビ」のきょうのわんこの時間だった。

 徐々に晴れ間がひろがり暖かくなるという予報に、3週間以上ぶりに走りにでる。平日の朝、世間一般の人たちが働いている時間に光が丘公園を走っているというのは、ちょっと後ろめたいような気持ちにもなる。公園内の野球場は誰も使っていなかったが、テニスコートは埋まっていたし、走っている人も何人もいた。有給休暇組? それとも流通関係に多い水曜日定休組かな?

 わたしたちのグループが取り組んでいたあたらしい試みに「結果」がでた。きっと朝の社内で、他のグループから何事が起こったのといぶかしげに見られるような「歓声」がうちのグループで起こっていたはず。その場に居合わせることができなかったのが残念至極。じつは、ネットで速報値は確認していたのだが、みんなが出勤してきてじぶんの目で確認する前にメールで知らせてしまうのもどうかと思ってちょっと待っていた。携帯によろこびのメールを送ってきたメンバーへのレスを返すようなかたちで、メンバーの努力をねぎらうメールを送っておく。

 午後の用事を済ませたあとは、28日までだった地下鉄の定期券を更新したり、クリーニングを取りにいったり、床屋(今回も1000円ぽっきりのQBハウスだ)に行ったりと、帰りが遅いためになかなかふだんできないことをまとめて済ませる。有給をとっておいてよかったなぁと思うが、あしたはハイテンションでカッ飛ばないといけないくらい仕事が山積状態のようだ。まぁ、平日にお休みさせていただいたのでそれもやむを得ない。今夜は早く眠って体調万全で臨まなくちゃね。

■2月26日(日)

 雨の日曜日。きょうは休日出勤はしない。しかし、とくにどこかに出かける用事がないとなると、朝からのこの雨には見事に降りこめられてしまう。夕方にかけて強く降るという予報に、朝の小降りのうちにスーパーへ買い物に出かけておく。春キャベツが出回りはじめてきたので、久しぶりに買い物カゴに入れる。あとはキュウリがもう少し安くならないかなぁ。しゃぶしゃぶ用と書かれた豚肉の薄切りがお値打ちだったのでゲット。以前、単身赴任の先輩から、ついつい簡単な「焼く」「炒める」ばかりになると聞かされていたが、結構、はまっているじぶんにわれながら驚いている今日この頃。

 雨が降るというのに目のかゆみがいつに増して酷い。スーパーからの帰り道は片手で傘を差し、片手でスーパーバックを提げているので、こぼれ落ちる涙をぬぐうこともできない。ことしは例年の半分以下の花粉飛散量という話のはずだけど、今からこれでは先が思いやられる。

 だんだん雨脚も強くなってきた午後は「読書」で過ごす。きょうは浅田次郎の「天国までの百マイル」。彼の小説を浪花節的と評する声は多い。でも、ものは豊かになったのに、人と人のつながりが希薄になってきた時代だからこそ、この暖かく癒される話は大事にしたい。はたして、午後のわたしはまぶたを腫らした。

 今のわたしは、この小説の主人公のように人生の「どん底」であるとは思わない。いや「幸せ」な道を歩いていると感謝している。「いかに不公平な世の中でも、神の手によって人は勇気と力を与えられている」という。わたしは基本的に「神様」というものを信じないけれど、人に平等に与えられているはずのその勇気と力を使うことなく終わる人生ではありたくないと思う。雨の午後は幸せで心豊かになれる時間だった。

 枯れるほど泣いたあとテレビをつけたら、ラグビー日本選手権の決勝の後半だった。先週、早稲田を完膚無きまでにたたきのめした東芝府中の怒濤のモール攻撃をディフェンスのNECが必死に押しとどめる。見応えじゅうぶんな攻防だった。結果はおたがいトライなしの6対6の同点優勝。ノーサイドの精神が見事に花開いた試合だった。

 夕食は、じゃがいもの煮物と、豚しゃぶ。豆腐を切りすぎて満腹に。温かい食事を摂れる幸せもかみしめる(かなり大げさ)。この幸せと勇気をあしたからのあたらしい1週間へ!(って、ちょっとカッコつけすぎだ)。



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