11月

 仕事編
 生活編
 自宅建て替え編


   一大転換を決意し、それなりの覚悟で臨んでいる宮仕えだから、たいていのことに
は驚かないし、へこたれはしない。しかし、こと11月に関しては、正直今までの自営業
の気楽さをちょっとだけ懐かしむ気持ちにもなった。


 スピードが違うこと。パラレルにいくつもの業務や計画、企画が走っていることという
のは、ここまでもあったことだけど、10月に異動になった今のセクションは、それがいち
だんと激しい。けっしてへこたれているわけではないけれど、じぶんのキャパシティの
限界を感じることがでてきた。これってやっぱり年齢なんだろうか。


 幸いにして、体調はバッチリだ。月の後半は2週間休みなしだったり、帰宅が1時とい
うことが続いたり、平均睡眠時間が5時間弱だったりしたが、モチベーションが高いせい
か、朝もスッキリ目覚めることができているし、疲れやストレスを感じることもない。た
だ、これも、どこかで「一区切り」とか「一息」なんていう瞬間があったりすると、一気に
噴きだすことなのかもしれない。ならば、ずっと走り続けているのもわるくはないかも。


 宮仕え5ヶ月目、ようやくわたしという人間の立ち位置が社内で固まってきたような気
がする1ヶ月だった。

◆仕事編

◆11月上旬

 12月1日にサイトリニューアルを控えて、いよいよお尻に火がついてきた感じがある。
最初の基本仕様の策定に関わっていないし、開発の途中も仕様書の詰めなどにタッチ
していないので、どうも靴の上からかゆいところを掻いているようなもどかしさはある。
それでも、業務でがっつりと使うことになるわけだから、オペレーションテストには真剣
に取り組まなくてはいけない。短い期間でキッチリとバグをつぶすためには、チーム内
の役割分担も欠かせない。あたらしいセクションに移って2ヶ月目、ここから管理能力も
問われることとなる。どちらかというと責任者を前に押し出して黒子としての仕事をこな
すことが得意だったわたしとしては、ひさびさにストレスを感じる日々がやってくるのか
もしれない。そんな思いで11月はスタートした。


 気持ちが空回りしたのか、3日の文化の日の休日出勤(といっても午後だけだが)が
影響したのか、4日金曜日は「ガス欠」という感じで21時すぎに退社。けさは全社ミー
ティングでいつもより早く出社するために6時ちょっと前の起床だった。でもけっして眠い
というわけじゃない。持ち駒を使い果たしたとでもいえばいいのか、からだの中に余力
がなくなったというところか。加えて動きの鈍い相手先にちょっとカチンときたり、すばや
いレスをつけてくれた化粧品店時代の知り合いに感激したり、振幅の激しい一日だっ
たということもある。


 土日の休みをはさんで7日月曜日。 けさのめざましテレビの星占い、「おひつじ座」
は4番目。ラッキーポイントは「ネバネバした食品」だった。ということで、いつものトース
トをひとひねりして、けさは「納豆トースト」に。きのうの夜の「新堂本兄弟」で平原綾香
が話していたことも思いだしたのだ。


 そのラッキーポイントが効いたのか、朝から大騒ぎだった山手線の架線事故による運
休に遭遇しなくてすんだ。いつもどおりなら、地下鉄から乗り換えるときに池袋の駅で
まともに山手線の運転休止にぶつかるところだった。いや、もしかしたら途中で電車に
缶詰になっていたかもしれない。でも、けさは、出社前にちょっと寄り道をして用事を済
ませていくために、池袋で下りずにそのまま有楽町線を永田町まで乗っていったのだ。


 でも、ネバネバ食品の御利益もここまで。ラッキーはそうそう長続きはしなかった。じ
つは、寄り道というのは業務で必要な資料をもらうために某所に立ち寄るというものだ
ったのだが、ここは財団法人だから9時にははじまっているだろうという読みがはずれ、
じつは9時半からだった。ということで無駄足となって用をなさずじまい。このオフィスか
らは地下鉄ひと駅分くらい。あざやかな秋晴れの下を瀟洒な高級住宅街を抜ける道を
会社までお散歩できたからよしとしましょう。


 お昼休みを兼ねて、ふたたび「お散歩気分」で資料をもらいに出かけたのだが、その
帰り、路地の奧の小さな公園のベンチに腰かけてランチとする。青い空と白いふわふ
わした雲を眺めての昼食はなかなかにして気持ちよかった。ただ、住宅に囲まれ緑が
少ない児童公園だったこと。ちょっと向こうでは遊具の取り替え工事をしている作業員
さんたちがいたこと。そして、同じお昼の過ごし方をしている人がいなかったというのが
残念だった。でも、これはちょっと息抜きにはなりそうだ。・・・なんて考えるのは、オフィ
スの中に閉塞感を覚えているということなのかな?


 8日火曜日。お昼休みに、弊社の向かいの乃木公園へ。ここも公園といってもホンの
猫の額のようなところだけど、高い木もあり、ベンチがいくつもあって、わたしとおなじ目
的の人たちが何人か木洩れ日が気持ちのよい午後の時間を楽しんでいた。ただ残念
なのは、タバコを吸うのを目的できている方も多いということ。


 愛煙家にはとかく暮らしにくい世の中なので、こういうオープンエアな場所まで取り上
げちゃ気の毒だと思うけれど、ベンチを分煙しなくちゃいけないなとは思う。15分ぐらい
のんびりできたのだが、そのころ近くにやってきた中年の紳士の紫煙が流れてくるの
に閉口して席を立った。こうして、外でランチができるのもあとしばらくかな。木枯らしの
季節も近い。


 10日木曜日。  いやぁ、朝から一瞬青ざめた・・・。きのうの夜、「軽く一杯していき
ませんか」という同僚の誘いに「終電には間に合うようにしようね。」と応じたわたし。出
かける途中で若い部下に「社会人としては翌日の仕事に影響を与えるような呑み方を
しちゃダメだ。」なんて偉そうなことを口にしていたわたし。


 朝7時前に一度目覚めたが、テレビをつけてまた眠ってしまった。ハッと目覚めたらテ
レビから流れてくる司会者の声が耳慣れたアナウンサーの声ではない。「ぎゃぁ!」と
いう感じで跳ね起きると、いつもならもう有楽町線の電車の中にいる時間だった。あわ
てて顔だけ洗って部屋を飛びだす。会社にはコアタイムがはじまる10分前に入れた
が、跳ね起きたあの瞬間は冷や汗が流れた。


 駅に急ぐ道のり、一生懸命きのうの状況を思い出そうとするが、最後はスッパリ記憶
がない。閉店時間がきて最初のお店をでた時点ではじゅうぶん終電に間に合う時間だ
った。しかし、話が盛り上がったこともあり、呑兵衛としては簡単には終われない。「行
くぞぉ!」と2軒目のお店に向かって道路を元気よく横断していったあたりはしっかり記
憶にあるのだが・・・。


 若さに任せてハイピッチでビールのグラスを空けるTくんのペースに煽られたことと、メ
ンバーの中に「あまり飲めない」という人がいなかった(つまり呑兵衛ばかりだった)の
が災いした(ということにしておこう)。飲みはじめて、会話が盛り上がってしまうと、終
電までに帰ろうという歯止めをスッパリと反故にしてしまうのは、わたし(呑兵衛)のわ
るい癖だ。


 東京の生活は4ヶ月を過ぎたところ、タクシーに乗ってもどの道を通るかなど話せはし
ないし、オートロックのドアを開けて入らなくちゃいけないしということで、翌朝記憶のな
くなるような呑み方はするまいと心に決めていたはず。でも、4ヶ月でもちゃんと帰巣能
力は培われたようだ。(って、安心しちゃまずいぞ)


 財布に利用票が入っていたから、タクシー代はカードで払ったようだ。オートロックの
玄関を開けて中に入り、ちゃんとカギを開けて部屋に入っていたし、パジャマに着替え
て眠っていたから酔っぱらったなりにちゃんとしていたようだ。これをちゃんとしていたっ
て言うのかどうかはともかく、これから寒くなるし、ともかく気をつけなくちゃ。と、反省し
きり。


 くり返しになるが、遅刻はしなかった。出社後も頭が痛いとか気持ち悪いとかいうこと
はなく、トイレに長居することもなく、仕事には影響はなかった。まぁ、なんとかギリギリ
社会人としてのルールは守れたというところ。


◆11月中旬

 14日月曜日。間もなくリニューアルする弊社ECショップシステムのバックエンドの仕
様について打ち合わせをした。いつも思うことだけど、システムエンジニアさんたちの理
科系頭と、文系頭のわたしたちとは、ちょっと使っている脳の領域が違うような気がす
る。

 べつに彼らの表現する日本語が変だといっているわけではないけれど、同じことを話
しているはずなのに会話がかみ合わないことが多くある。本日は、話の相手があまり
流通のことを知らないというシステムエンジニアさんだったこともあって、説明に「?」マ
ークが点滅することもいくどか。まぁ、使い勝手のいいものを作りたいという最終目標は
おなじだからいいのだけど。


 まもなくオペレーションテストがはじまる。伝えるべきことはキチンと伝える努力をしな
いといけないなと考えている。残された時間はどんどん少なくなってきている。順調に
きているといわれてきた開発スケジュールだが、テストがはじまってみないとなんとも
いえない部分も多い。うまく立ち上がってくれることを祈るばかりだ。


 夕方いらしたお客さまからいただいた差し入れのお菓子がグループ内をまわる。これ
が名古屋の銘菓両口屋是清の「千なり」。名古屋の方が持っていらしたわけでもない
のに東京で目にするとはビックリ。でも、ちょっとなつかしい。名古屋では差し出されて
も口にすることは滅多になかったけれど、きょうはありがたくいただいた。夜になって疲
れを訴える頭には甘いものは格好のごちそうだった。


 17日木曜日。あすからの出張と帰省を前にきょうはいつにも増して忙しい一日。出
かける前にやっておかなくてはいけないこと、出張先で必要な資料の準備、グループ
内のミーティングも3件あった。業務の停滞は許されないので連絡のミスは許されない
ところ。


 リニューアルまでカウントダウンがはじまって、ちょっとピリピリした空気も漂いはじめ
た。こういうときには往々にして人間関係のトラブルが起こりやすいもの。言った言わな
いの水掛け論も起こりやすい。あたりまえのことだけど、ひとつひとつ確認をしながら進
めていかなくてはいけない。こういう場面では年長者であることが功を奏することもあ
る。強いリーダーも必要だけど、調整型のリーダーが求められる場面も多い。わたしは
確実に後者だ。


 と、偉そうなわたしだが、「あれ、これって伊藤さんに頼んだんじゃなかったでっしたっ
け?」と言われてしまった。う〜ん、正直言って記憶にないのだけど、うまくことを運ぶ
ためには抗弁してみてもしかたない。「あ、ゴメンゴメン」と言いつつすぐにフォロー。こ
の身のこなしも人と衝突しないための知恵でもあるのだけど、それってある程度年齢と
経験を積み重ねないと身につかないものなのかもしれない。若いグループのメンバー
に求めるのは無理なのかな?


 18日金曜日。古巣である化粧品組合の年次大会(全国大会)に出張させてもらっ
た。ことしは福岡での開催。現在の職は直接関係をもっているわけではないけれど、わ
たしのもともとの居場所だったということもあって、弊社と組合さんの窓口としての役割
を担っているので出張させてもらえたというところ。


 思えば、わずか1年前、昨年のこの大会(大阪)では、壇上でプレゼンテーションを
し、偉そうにも業界の未来に向けての提言をぶちあげたりと、大会の内容を仕切ってい
たわたしだった。昨年のこの時にはこういう立場にじぶんがいるということは想像もして
いなかった。


 大会でのプレゼンテーション、微妙な思いで2時間の構成を見守った。作り込むこと
の難しさを知っているので、よくまぁここまでしあげたものと素直に感激。随所にわたし
だったらというところもあったことは否定しないが、そこはそれ、外に出た人間としては
多くを語るまい。今夜は、ここまでつくりあげたことのよろこびをしみじみ感じてくれれば
と思う。これは絶対に財産となるものだ。


 わたしのこの転身について真意をお話しする機会のなかった多くの方には、「去年、
あんなに偉そうに言っていた人だよね、あの人って。」と、後足で砂をかけるように去っ
たといわれてもしかたない。でも、紹介された際に驚きの声はあがったりしたけれど、
総じて温かく快く迎えていただけたような気がしている。ここはそれ、かたちを変えて業
界のため化粧品専門のために役立っていきたいという思いを強くした次第。


 19日土曜日。福岡から東京に出張帰りといえば、飛行機が当然というところだけ
ど、たまたま週末にかかったこともあり、名古屋に寄ってから帰るということにさせても
らった。乗換案内などで調べれば当然のことながら、福岡空港から中部国際空港に飛
んでというのが第一候補だ。でも、今回は新幹線を選んだ。福岡市内から東京都区内
行きの乗車券で名古屋途中下車としたわけ。


 移動の「のぞみ」の車内、小倉を出てしばらくした時、携帯電話に着信。グループのメ
ンバーからの急ぎの連絡だった。しかし、山陽新幹線はトンネルだらけ。通話はとても
無理と判断してメールで連絡を取ろうと試みるが、こちらも送受信がなかなかスムーズ
にいかずもどかしい。


 どうにか山陽路を走る間にその内容が把握できたのだが、それはリニューアルを前
にしてメンバーのひとりが緊急入院をするというものだった。迫ってきている大きなプロ
ジェクトの立ち上げに影響は必至。とはいえ、こればかりは如何ともしがたい。何より、
いちばん悔しい思いをしているのは当の本人だろうから、こちらとしては平静を演じて
無用な心配を当人に与えるようなことはしたくない。とにかく残るメンバーのマンパワー
を精一杯引き出して乗り越えるしかない。「雨降って・・・」ではないが、これを好機に替
えることができたらいいのだけど。


◆11月下旬

 週明け21日月曜日。グループメンバーのひとりの急な入院を急遽セットした朝礼で
伝える。その場にもひとりが体調不良で休んでいて欠けている。これからタイトになるこ
とが確実なスケジュールだけに体調管理にはくれぐれも気をつけたいもの。


 間の悪いことにきょうからオペレーションテストがはじまることになっていた。上司にも
相談して、テストのための要員を他のグループからまわしてもらって、なんとか初日とし
ては万全の体制を引いていたつもりだったが、肝心のテスト環境のパフォーマンスがと
もなわない。テストに数人がアクセスするだけなのにどうして・・・という状態。開発会社
もサーバのメンテナンスなどいろいろ手だてを講じるが、結局、夜になって本日のオペ
レーションテストの中止を決断する。いちだんとタイトとなってきた。


 22日火曜日。オペレーションテストがやっと動き出す。リニューアル後のサイトのす
みずみまで、ふだんは気がつかないような使い方も含めて、斜視するようなチェックを
つづける。こうした「バグ潰し」の作業はなかなか骨が折れる。


 このページのこの場所のこの動作はおかしい、このページ遷移がおかしい、ここの表
示は仕様と違っている・・・あっという間にバグレポートがふくらんでいく。この「文字に
書き起こす」「文章で伝える」という作業も骨の折れる作業だ。胃が痛むような作業がし
ばらくつづく。


 はじめて会社で0時を迎えた。会社を出たのは、有楽町線の最終が池袋を出た後。
本日は六本木から大江戸線を豊島園まで乗ってきた。呑み会の帰り以外でははじめ
ての大江戸線での帰宅。部屋のカギを開けたのは1時だった。


 23日水曜日 勤労感謝の日。本日は休日出勤。仕事できることを感謝しなさいと
いう日になった。それでも、昨日眠ったのは3時だったし、休日なのでいつもよりはゆっ
くり10時05分に出社。まだまだ1週間以上続くことになるタイトなスケジュールを考えて
19時に退社。他のグループのメンバーはほとんど出社していないし、ミーティングのス
ケジュールが入っていないので、時間のわりには仕事は捗った感がある。


 25日金曜日。あいかわらずの小春日和だが、その心地よさを楽しむ間もないまま、
あっという間に一日が過ぎ去っていく。わたし自身は「時間が足りない」「果たして間に
合うのだろうか」と不安を感じているのだけど、グループメンバーは比較的鷹揚に構え
ている。もっともメンバーのほうがサイトリニューアルの修羅場をくぐった経験者が多い
から、わたしが焦っているだけなのかもしれない。でも、いかにも時間が足りない。とく
にモバイルサイトの進行状況には黄信号ではなく赤信号のような気がするのだけど。


 わたしはあすあさっても出勤のつもりだけど、メンバーの大半はあさって日曜日だけ
出てきてくれるということになった。わたしが「出てこい!」と強権を発動すれば・・・とは
思ったけれど、それも得策ではないと休日出勤を強制する指令は出さなかった。休むと
きは休んでメリハリをつけてがんばってくれればと思ってはみるものの、間に合わなか
ったらどうしようかという不安も新たに生まれている。もっとも、オペレーションテストの
環境はあすよりもあさって日曜日のほうが整うことになっているからそれもありかな。


 26日土曜日。休日出勤。弊社の入っているビルは休日となると、社員証を使って通
用口のロックを外さないといけない。この仕組みはもうなんども使ったのでもうすっかり
慣れた。でも、きょうはエレベーターで7階まで上がってみたら、まだ誰も出勤していな
かった。はじめて社内に入るためには、1階の集中キーボックスからカギを取り出した
り、社内の電気をつけるためにキーを解除したりしなくてはいけない。以前に一度だけ
レクチャーを受けていたけれど、うまくいくだろうかとちょっとドキドキした。


 無事社内に入れたあと、本日は出社メンバーも少ないので、じぶんの仕事に集中。
本日はデータのメンテナンスをカリカリと行う。一応、単純作業だけど、キーワード探し
にこれまでの化粧品業界での経験を活かすことができる。10時すぎから19時すぎまで
黙々とこなしたという感じ。なんとかタイムリミットに間に合わせるメドが立った。でも、
その間にもいくつかのバグやプログラム修正ポイントが見つかる。このままなんとかリ
ニューアル当日を迎えられたとしても、その後もまだまだメンテナンスはつづけなくては
いけないようだ。もっとも、今はリニューアルがちゃんと立ち上がることのほうが先決だ
から先のことまで考えている余裕はない。


 27日日曜日。本日も休日出勤。9時20分少し前に会社に到着。本日も一番乗りだっ
た。きょうは落ち着いてカギを取り出して室内に入る。本日はグループメンバーがほぼ
全員が揃った。3時すぎにお昼を買いに出たついでにアイスクリーム「PINO」を買ってき
てメンバーに配った。ちょっとした上司の気配り。でも、こんな程度のことでよろこんでも
らえるなんて・・・。途中、用事で抜けていた上長は、帰りがけにロールケーキを買って
きてくれた。夜22時すぎには、近くのおいしいピザやさんでテイクアウトしてもらってみ
んなでつまんだ。落ち着いて何かを食べたという感じはないけれど、おなかはあまり空
かなかった。


 まだまだ解決しなくてはいけないことは山のようにあるが、なんとか12月1日にローン
チすることができそうだ。帰宅は有楽町線の最終。部屋に着いたのは0時半、


 28日月曜日。サイトのリニューアルはグングンと近寄ってきている。昨日おとといの
休日出勤は他の部署の人がいないこともあってじぶんの仕事に集中できたけれど、き
ょうは定常業務もあって集中して作業をこなせないもどかしさもある。それでもこれまで
の作業の成果がかたちになって見えてくるとうれしいもの。この先、クリティカルなバグ
がでてこないことを祈るばかり。


 今夜の帰宅は23時10分。あしたは、リニューアルとあわせて行われる物流倉庫の移
転にともなう作業と総棚卸しのために千葉県野田市まで出かける。あすはデスクワー
クと違うし、いつもより早く出なくちゃいけないので早く眠らなくちゃ・・・


 29日火曜日。長い一日だった。

 けさは有楽町線池袋からいつもとは反対方向へ向かうことからスタート。弊社の物流
倉庫の移転にともなう総棚卸しなどの作業に千葉県野田市まで出向いたのだ。作業
は在庫一覧表に沿って検品し、移転先の倉庫さんに対応した商品コードシールを貼っ
ていくというもの。チームワークよろしく、予定よりも若干早く終了。野田線の駅に戻っ
たのが18時だった。グループメンバーには直帰を指示しておいて、わたしは会社に戻っ
てきた。


 帰りは、つくばエキスプレスにはじめて乗った。ラッシュとは逆方向なのでゆっくり座
ってこられた。北千住から乃木坂までの地下鉄も座れた。自営の化粧品店時代にも棚
卸しの経験はあるので、さして疲れたということはなかったけれど、ここで座れたという
のはあとあと大きかった。


 会社には19時40分頃到着。早速、留守中の進捗状況を尋ねるとともに、今夜進めて
おかなくてはいけない作業の見込を立てる。早くは帰れそうもないことは確実。でも、な
んだろう、ひさびさの充実感がある。きっと感じられるであろう達成感への期待も。それ
が、さっきまで眠くて直帰してしまえばよかったかなぁとネガティブに傾きかけていたじ
ぶんを元気づけてくれる。


 それでも会社で0時になるとまでは考えていなかった。有楽町線の最終にはまったく
間に合わず、大江戸線経由の帰宅。部屋のカギを開けたらちょうど1時。このところ平
均睡眠時間は4〜5時間だけど疲れも眠気も感じない。気持ちが充実しているというこ
となのだろう。


 30日水曜日。きょうも青山一丁目0:17発の大江戸線で1時に帰宅。どうにかあす朝
9時には予定どおりサイトがオープンできそうだ。正直、間に合わなくて先送りした仕様
もある。今ひとつ確実性がなく、何とかうまく立ち上がってくれという願いを込めてのあ
る意味見切り発車的な部分もある。バックヤードには運用でカバーしきれるだろうかと
いう不安もかかえている。


 仕様の作成にはじめから関わっていたわけではないし、サイトの構築が大詰めとなっ
た先週今週でも、いままでの自営業や化粧品組合時代のじぶんと違って、クリエイティ
ブな部分には直接関わることは少なく、どちらかというとプロダクトマネジメントという役
割でしか関われなかった。それでも、結果がひとつのかたちとして生み出される瞬間に
立ち会えるのは幸せだ。


 土日もなく、深夜まで会社に詰めてきた日々も、あすでひとまず完結する(はずだ)。
あしたは早く帰れるかなぁ・・・。モチベーションが高まっているので表向き疲れを感じて
はいないのだけど、目に見えないところでたまっているものもあるかもしれない。早く帰
れたら、スーパー銭湯にでも行ってからだをいたわってやるのもいいかもしれないなっ
て考えている。定期券も買ったりでふところ事情の厳しかった11月も終わって、月が替
わった。ちょっとくらいのごほうびをじぶんにあげるのもわるくはないだろう。


 とにかく、今夜は無事のオープンを祈るばかり。
 

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◆生活編

◆食の嗜好

 このところ、くだものも食べるようになった。夏が終わってトマトとかキュウリとかが高く
なってきたこと影響しているのかな? 適度に水分が摂れるし、ビタミンも摂れる(?)
のでくだものっていいんだよね。名古屋にいるときはホントにくだものを食べない人だっ
たから、買い物篭にミカンが入っているとか、りんごを買ってきてむいているとかいうと
驚かれそうだ。おかげでりんごの皮むきはだいぶうまくなった。(ダイコンの皮むきもだ)


 そうそう、夕方になるとチョコレートとか甘いものを口にすることも多くなった。おやつに
「おまんじゅう」を食べられる。今までのわたしを知る人には絶対に信じられないことだ
ろうなぁ。


◆東京ドームでフットサル

 5日土曜日の夜、「東京ドーム」にでかける。野球観戦でもコンサートでもない。社内
のメンバーとフットサルをするためだ。某フットサルクラブが東京ドームを2日間借り切っ
ていて、外野の人工芝のグラウンドを仕切ってコートを作ってレンタルしていたのだ。よ
くまぁ、見つけてきたものだと幹事役のHくんをほめてあげたい。


 21時からのコートレンタルにあわせて、20時半過ぎに正面のゲートで集合。でも、中
にはいるのはゲートではなく、なんと関係者入り口。簡単な荷物チェックを受け、ガード
マン氏の招きでひとりずつ回転ドアを通る。


 グラウンドへはいちど地下へ階段を下りていく。下りきったところで薄暗い通路の向こ
うに明るいグラウンドが目に入る。そこに向けて天井の低い通路を進んでいく。なんとも
テンションが高まるシチュエーションにわくわくする。だってここは試合後の選手が新聞
記者に囲まれて歩いている通路なんだもの。短い階段を上ると人工芝のグラウンドだ。
あぁ、ここがビジターのベンチだ! こっちは巨人のベンチだぁ、ネクストバッターサーク
ルも人工芝でふかふかなんだぁ・・・とミーハーな感想を口々に語る。


 フットサルそのものはシューズもウエアも整えて臨んだものの、運動神経のなさ、セ
ンスのなさは否めず、前回よりも人数が多かったこともあってフル出場もしなかった。ま
ぁ、これははじめからわかっていたこと。仲間としてその端っこにでも加えてもらえれば
じゅうぶんだ。途中、フェンスに沿ってグラウンドを1周走ってみた。外野フェンスは思っ
たより高い。そして、フットサルコートが何面もとれることでもわかるとおり、外野ってす
ごく広い。これを3人で守っているってすごいなぁと、赤星の偉さを思う。おそらく、ドー
ムの人工芝の上に立つということは今後ないだろう。いい思い出となった。(って、爺く
さい?)


◆本で泣く

 13日日曜日。ベランダに腰かけて読書を楽しんだ。手にしたのは、しばらく前に買っ
てあった重松清の「その日の前に」。晩秋の午後の陽差しはあっという間に弱々しくな
っていく。3時半すぎにエリザベス女王杯の中継を見ようといったん部屋に入ったのを
潮に、ベランダ読書をあきらめる。その後の「その日の前に」は、天寿を全うする年齢で
はなく、志半ばに「その日」を迎えることになる話になっていく。


 こうなると、そのストーリーを容易にじぶんに置き換えられるだけに、感情のつぼには
まる。最初はあふれ出て文字が見えなくなるくらいの涙だったが、やがてポタポタとジ
ーンズの腿を濡らしはじめ、しまいには嗚咽が抑えられなくなった。となりの部屋はお
出かけだったようなのでよかったけれど、声を出して泣くのまではちょっとね。まぶたが
腫れたけど、心の中には暖かいものが流れている。


 この本を読んで号泣というわたしが全国ネットのテレビに登場した。27日日曜日夜の
フジテレビ系の「スタ☆メン」にVTR出演。先週、名古屋から帰ってきた日曜日の夜に
自宅で取材を受けていたのだ。


 特集企画は「ポジティブに涙を流す人」というもの。週末号泣のススメという本も最近
出ているようだ。映画を観て感動の涙を流すという人は多く見つかったらしいのだが、
本を読んで涙を流すという人はあまり見つからなかったらしい。わたしはブログに書い
たとおり、本で号泣できる。先日も重松清の本でまぶたが腫れるほど大泣きした。そん
なわけで取材対象となったという次第。


 取材では、本を読んで泣くところを撮りたいということで、泣けなかったら取材不成立
といわれていた。ディレクター氏、カメラマン氏、そしてアシスタントの3人が、わがワン
ルームに入って、ベッドに座って本を読む画を撮る。いくら本に集中しようとしてもやっ
ぱりカメラも人も気にはなる。結局、期待された涙がポロポロとこぼれ落ちるという画は
撮れなかったものの、嗚咽を漏らすというというところはしっかり撮られた。


 というような内容なので、妻以外には誰にも伝えなかった。なのに、さすがはフジテレ
ビ系列、昨夜放送となった22時50分頃はまだ会社にいたのだが、まだ番組が終わら
ないうちからメールがとんできた。ブログにもコメントがついていたし、その後も何通かメ
ールが届いた。けさ、出社すると、何人かから「見ましたよ」と声をかけられた。う〜ん、
決してわるいことではないけれど、ちょっと恥ずかしかった。 

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◆自宅建て替え編

  11月19日、名古屋に帰った折に今後長期にわたるローンの契約を正式に交わし
た。いちばん最後に残っていた外構の仕様を決定した。ちょっとおしゃれな表札やら郵
便受けになる。


 工事は順調に進んでいるらしい。予定より少し早く12月上旬には完成検査に立ち会
い、中旬には引き渡しとなりそうだ。クリスマスはあたらしいうちで過ごしてもらえること
になるだろう。家族へのビッグなクリスマスプレゼントといったところ。わたしはクリスマ
スは帰ってこられないだろうなぁ・・・。


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