相性の悪いコースもあるさ・・・野辺山100km


1999.09

 「野辺山100kmウルトラマラソン」の記録集がきた。60kmまでは、最終完走者のわずかながら前を走っていたらしい。でも、もしあのまま続けていたら、という気分には、残念ながらならないなぁ。やはり、あのコースは、ハンパじゃないとしか思えないのだ。

 今回は制限時間内完走を目指すという パソコン通信をつうじて知り合った走友「ぴょっち」の伴走(並走)という位置付けで走った。そして、いつか自分のペースで走るときの下見を兼ねてというのが目的だった。

 走り終えてみて(結果は66kmで関門アウトだが)、その大義名分があってホントによかったなぁと思っている。とにかく、コースのタフさはハンパじゃなかった。横岳中腹への上り下りは、その大半が未舗装のトレイルで、ただでさえ苦しい走りに、足元への気遣いを要求される。
 そして、峠の上り下りのように、つづらおりで一気にというのでなく、これでもかとばかりにアップダウンが繰り返されていくのだ。ふだん舗装路しか走ったことがなく、自ら「ひ弱な都会っ子ランナー」を自認する私としては、「ごめんなさい」というしかない。
 確かに相手のペースに合わせて走るというのも疲れの一因かもしれないが、今回は気心知れた相手だったので、気持ちの上ではその苦労はなかったし上りの早い段階から歩いていたのでペース的には問題はないはずだった。強いて言うなら、前夜ウイークポイントである背筋の弱さから、軽いぎっくり腰をおこし、朝、走る前の準備体操では、全く前屈ができない状態だったことが影響したくらいかと思うが、これとてとりあえず走りに大きく影響していたとは思えない。とりあえず最後まで腰は痛くならなかったし、走った後もなんともなかったから・・・とにかくすべてはコースの過酷さに尽きると思う。

 加えて、快晴の空からは真夏を思わせる強い陽射しが照り付け、走りにくいトレイルを抜けたと、ホッとしたのもつかの間、木立が途切れるとともに、身体から水分を容赦なく奪っていき、消耗を加速させる。あまり日焼けしない私だが、今回は鼻の頭も腕も脚もしっかり焼けた。途中から、エイドの水は飲むより頭からかけるものとなり、と同時に、飲み物の単調さが気になってくる。途中の自販機で買ったオレンジジュースとコーラはホントにおいしかった。そんなありさまだからこれが伴走(並走)じゃなかったとしてもリタイアしていた可能性はとても高い。

 リタイアで脚を踏み入れることができなかった、後半の難所「馬越峠」を、レース翌日車で征服した。こちらは、一気の上りと下りというはっきりしたコースだった。しかしその過酷さは、車のエンジンの唸るような回転音を聞くまでもなく、一目瞭然だった。よくもまぁ、こんなコースを思いついたものだと感心させられることしきり。



 日がたてば、新たな挑戦意欲がわくということもあるかもしれないとも思ったが、その後相性のいい(?)「秋田内陸100km」を走ってみると、やはりこの野辺山のコースは、私にとって相性がよくないのだなという思いが強くなってくる。

 翌日、さわやかな秋の光を浴びて、「八ヶ岳高原ロッジ」でお茶したのは結構おしゃれだったから、やっぱり野辺山や清里は観光にくるところにしておこうと思っている。・・・なぁ〜んて言いつつ、来年また走ったりしてね。

1999.09